映画マトリックスって、キリスト教的?仏教的?

仏教
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どうも、先日マトリックス4の製作が発表されて歓喜している、ふうです。

 

映画マトリックスの第一作目は1999年公開ということで、今年は2019年なので20年前の作品になるんですね。

その波にのって「映画マトリックスって、キリスト教的?仏教的?」という疑問について、思うことを書いてみました。

映画マトリックスって、キリスト教的?仏教的?

マトリックスは皆さんご存知だと思います。

マトリックスでは、キリスト教的なモチーフが多用されていることは、よく知られたことで、『映画でわかるアメリカ文化入門』という本でも、そのように紹介されていました。

しかし、『なぜ今、仏教なのか』(原題:Why Buddhism Is True)を読んでいたら、のっけから、映画「マトリックス」についての話が始まるんです。

なぜ今、仏教なのか──瞑想・マインドフルネス・悟りの科学-ハヤカワ・オンライン
著 ロバート・ライト 訳 熊谷 淳子 ISBN 9784152097866 まったく新しい、現代人のための「仏教」入門 福岡伸一氏(『生物と無生物のあいだ』)推薦のニューヨーク・タイムズ・ベストセラー! 甘いものがやめられない、 他人の成功...

マトリックスと仏教のつながりに関しては、あまり考えていなかったので、初めて『なぜ今、仏教なのか』読んだときは目からうろこでした。

 

ここで、マトリックスの内容を知らない方に向けて、少々マトリックスの内容を説明します。20年前の映画なのでネタバレしても良いでしょう。笑

内容を知ってもなお、超絶面白い映画なので、見ていない方はぜひ見てね!

(アマゾンプライムでもみれますよ)

映画「マトリックス」の内容を簡単に説明

トーマス・アンダーソン(演者:キアヌ・リーヴス)は、息苦しい毎日を送りながら、昼間は一流企業でプログラマとして働き、一方、裏の世界では「ネオ」という名で闇の活動をしている。

毎日起きても夢の中のような感覚で、そんな中、ネオはモーフィアスと名乗る人物から、接触することになる。そしてこのように告げられる。

「君が奴隷だということだ。君は捕われの身として、においも味覚もない世界に生まれた。心の牢獄だ」

そして、ネオは、赤い薬を飲んで本当の世界を見たいか、あるいは、青い薬を飲んで虚構の世界にとどまるのか、という究極の選択肢を提示される。

ネオは迷わず赤い薬を飲んで、マトリックスという虚構の世界を抜け出し本当の世界を目の当たりにすることになる。

本当の世界では、人間たちは、ずらりと並んだポッドの中でプラグに接続され、マトリックスという夢を見させながら、機械によって飼育栽培されて、エネルギーを吸い取られ、年になったら破棄されて、また人間たちの栄養分として循環している。

ネオが今まで生きてきた世界は、実はマトリックスと言う名の仮想世界であり幻覚であり妄想であり、リアルに感じる感覚全ては、機械によって与えられた虚構の感覚でしかなかったのだ。

赤い薬を飲んだネオはこのポッドから抜け出すことができた。

本当の世界を知って覚醒したネオは、マトリックス(仮想世界)で敵と対峙することになる。

 

こんなストーリーです。

赤い薬を飲む

ネオが赤い薬を飲むというシーンに関して、

『なぜ今、仏教なのか』(原題:Why Buddhism Is True)によると、ネオが赤い薬を飲んで 目覚めたということから、西洋仏教の信者の間では「赤い薬を飲んだ」という表現が「ダルマ(法)に帰依する」の意味として通用ようになったそうです。

 

ふう
ふう

ひょえーー! マトリックス強い!

ダルマというのは日本語では「法」といって、「真理」を意味したり「ブッダの教え」を意味しています。

 

こんな記述を読んでからは、マトリックスに対して見方が変わりました。

キリスト教的モチーフ

キリスト教的なモチーフはどんなものがあるのかというと、

例えば、トリニティと言う名の美女が登場しますが、The Trinityと書くと三位一体と言う意味でもあります。

また、マトリックスでは、ザイオン(Zion)という人間が唯一生き残っている街が登場しますが、これはキリスト教の約束の地シオンが由来です。

仏教的モチーフ

仏教的なモチーフといえるのは、悟りに関する描写でしょう。

その中でも個人的に印象的だと思ったのは、ネオがエージェントスミス相手に戦っていて、コードが完全に見切ってしまうというシーン。

仏教では悟った人は人の心を見通す力があったり、さまざまな力があるとされるのですが、ネオは、マトリックスという電脳世界に侵入しているときでも、ソースコードを見ることができる(つまり、すべてを悟っているみたいな)。

モーフィアスなど、ネオの仲間たちも、ネオと同じく、ポッドから脱出して、現実の世界を知っているわけですが、マトリックスの中に入っている間は、ソースコードは見えていないのではないかと思うのです。

そういう描写は特に無いので、実際はモーフィアスも、ネオと同じようにコードが見えているのかもしれません。笑

ちなみに

ちなみに、キアヌリーヴスと仏教は関係が深いようで、「リトルブッダ」という映画では、なんとブッダ役を務めています。

これも結構面白いですよ。

結論:マトリックスは仏教映画かも(個人談)

映画マトリックスって、キリスト教的なのか、仏教的なのか。

結局、見方によります!!

が、しかし、個人的にはマトリックスは仏教映画だ!と言いたくなりました!笑

マトリックスを仏教的な寓話としてみるのも、キリスト教的なモチーフを見出しても、面白いですよ。

 

▼仏教とマトリックスの話が書いているのはこの本です▼

なぜ今、仏教なのか──瞑想・マインドフルネス・悟りの科学-ハヤカワ・オンライン
著 ロバート・ライト 訳 熊谷 淳子 ISBN 9784152097866 まったく新しい、現代人のための「仏教」入門 福岡伸一氏(『生物と無生物のあいだ』)推薦のニューヨーク・タイムズ・ベストセラー! 甘いものがやめられない、 他人の成功...

 

独特な視点から仏教について書いているので、読み応えがあります!

 

ふう
ふう

それでは、また別の記事で! またね~

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